恩賜林御下賜百周年記念大会

平成23年10月 山梨県知事 山内 正明様より 「恩賜林御下賜百周年記念」の案内状を頂戴しました。

11月13日の記念大会にはツカモトコーポレーション小林 史郎取締役が出席されました。

記念大会には当初、天皇、皇后陛下がご出席される予定でしたが病の為入院中の陛下に
代わって、皇太子さまがご出席されました
式典で皇太子さまは「この大会に臨むことを楽しみにしていましたが、病を得、欠席を余儀なく
されました。まことに残念に思います」「関係者がたゆみなく続けてきた尽力に対して深く敬意を
表するものとともに、これからも恩賜林が『人々のための森林』として、大切に守り育てることを
願います」などとした陛下のお言葉を伝えられました。

恩賜林(おんしりん)とは

明治末期、台風によって笛吹川等の水害が頻発し、明治天皇は明治44年に
山梨の1/3にあたる御料林を御下賜(ごかし)され、恩賜林(県有林)として復興に役立てられた。

恩賜林と塚本定右衛門

2代目塚本定右衛門は甲府から日本橋に事業を移し60年が経っていたが、創業の地の水害
と御下賜されたことに感動し、明治44年8月に1万円を治山治水費として寄付した。(現在の1億円以上)
山梨県は大正2-3年に笛吹川上流の135㏊の造林の計画に着手し、その山を
『塚本山』と命名された。
現在は県の見本林として管理保全され、優良なスギ・ヒノキが生産されている。
山の麓には、塚本山碑が建てられており、治山治水の先覚者として称えられている。